大学職員の就職、転職試験の中で避けては通れないのが、「面接試験」です。
私もそうでしたが、大学業界や大学職員への知識が全くないという方は、特に面接試験に関して大きな不安を抱えていると思います。
ですが、安心してください。
大学職員の面接試験は、しっかりと事前の準備と対策ができていれば、内定を勝ち取ることができます。
本記事で紹介する質問リストを活用して、万全の準備のうえ面接試験に臨むことでライバルと差をつけましょう!
大学職員採用面接質問リストの活用、対策方法
この記事で紹介している質問リストは、実際に私が経験した大学職員の中途採用試験の面接で出た質問がほとんどです。
また、私の受けた面接試験では問われませんでしたが、「こんな質問への対策も必要そうだな・・・」と予測した質問も載せています。
それぞれ、「実際に聞かれた質問」と「聞かれる可能性がある質問」と分けています。
最低限、実際に出た質問はすべて答えられるように準備をして、時間に余裕がある方は私の予測で並べた質問も対策してみてください。
私は、すべての質問に対してスムーズに答えられるように準備をしたうえで、面接に臨んでいました。
(それでも多くの大学から面接試験でお祈りされましたが・・・笑)
面接対策はやればやるほど自信がついてくると私は思っています!
また、厳しい書類選考を突破し面接に呼ぶということは、大学側はあなたに興味を持っているし、あなたが書類で記入した志望動機等も評価しているということです。
それも自信を植え付けるひとつの種にして、堂々と面接試験に臨んでください!
自己紹介・自己PR
面接の冒頭に聞かれることが多い質問ですね。
アイスブレイクで場を和ませてくれるような会話をしてくれる大学もあれば、面接が始まってすぐに志望動機を聞かれる大学もあります。
ひとつ注意点として、「自己紹介をしてください」と言われた際に、長々と話したり、自己PRや志望動機を話すことは控えましょう。
第一印象が大切なように、はじめのキャッチボールが気持ちよくできるかどうかは非常に大事です。
転職理由・転職の軸
ほとんどの大学・一次面接~最終面接、どの場面でも必ずと言っていいほど頻繁に聞かれる質問です。
転職理由は応募者の仕事に対する価値観を図る重要な質問です。決して疎かにしないように気をつけてください。
また、転職理由と志望動機の内容に大きな乖離がないように気をつけてください。
転職理由→志望動機の繋がりがあると、非常に説得力のある内容となります。
志望動機
志望動機は、面接の中でほぼ100%聞かれる質問です。
入職後にどのように活躍したいか、どこの部署で働きたいかなど、入職後の働き方についてもよく問われます。
自分の強みと経験を必ず踏まえたうえで、回答するように準備を整えましょう。
また、教育業界を目指した理由と大学業界を目指した理由を聞かれた際は、答え方に注意してください。
教育業界の中の大学業界なので、教育業界=大学業界ではないので気をつけてください。
志望大学について
志望大学についてどのくらいの知識を持っているかを問うことで、あなたの志望度を見極める質問ですね。
強みはホームページや資料等で調べれば、何点か見つかると思いますが、弱みを見つけるのは意外と難しいです。
また、弱みを聞かれた際にあわせて、弱みの改善点を問われることも多いです。
調べて情報を取り入れて終わりではなく、そこに自分なりの考えや意見を付け加えるように対策をすることが吉です。
大学業界・大学の役割について
面接の段階が進むにつれて、部長・役員レベルの面接官からよく問われる質問です。
難易度が高い質問に見えますが、しっかりと大学業界・大学について勉強して準備すれば、あとは当日に落ち着いて答えるだけです。
威圧感のある面接官に負けないくらいの知識を詰め込んで堂々と挑みましょう!
大学職員の役割・職務への理解
大学職員の役割・仕事を理解できているか、入職してから齟齬がないかを確かめる質問です。
教員との関係性やそれぞれの役割、教職協働について質問されることも多いです。
職員だけでなく、教員の役割もあわせて理解しておくよう対策を行いましょう。
逆質問
面接試験定番の逆質問は大学職員の面接でも度々聞かれることがあります。
ただ、必ずしも逆質問の時間があるわけではなく、逆質問の時間がない大学もあれば、最終面接だけ逆質問の時間がある大学もあります。
逆質問の時間がある場合は、大抵が面接の最後のタイミングになります。
そのため、それまでの面接の出来が完璧な人は「逆質問で最後のひと押し」を、感触がよくなかった人は「逆質問で最後の挽回」ができる貴重な時間です。
逆質問が合否にどこまで関わってくるかの比重は大学それぞれのため一概には言えませんが、「逆質問の時間がある」想定で準備を行うのは必須の対策です。
必ず準備を行うようにしましょう。
大学職員の採用面接対策まとめ
実際に大学職員の採用面接で聞かれた質問を中心にご紹介しました。
志望動機や自己PRは履歴書・エントリーシートで記入することも多いので対策しやすいですが、「大学」・「大学職員」に関する知識は面接から登場することも多いです。
つまり、他の応募者と面接試験で差をつけるためには、
「大学業界・大学の役割について」・「大学職員の役割・職務への理解」
をいかに深く理解できるか、そこに自分の考え・経験を織り交ぜて話すことができるかが大事なポイントとなります。
冒頭でも伝えましたが、せっかく面接試験まで進んだのに、準備不足で不完全燃焼で終わってしまうのはもったいないです。
忙しい中でもできる限りの対策・準備を行って、面接試験中はその日のパワーをそこにすべてぶつけましょう!