大学職員の採用試験対策

【例文あり】大学職員の面接試験対策~自己紹介~

みっちー

首都圏の私立大学で働く現役大学職員(中途5年目) ■元社畜メーカー営業 ■約1年半におよぶ自身の転職体験と大学職員のリアルをお伝え ■大学職員を目指す全ての方を応援します

具体的な回答例や回答のポイントを交えながら紹介する、大学職員の面接試験対策の自己紹介・自分自身に関連する質問編です。

  • 「自己紹介なんて簡単。」
  • 「志望動機や自己PRに比べると比重は高くないから対策はいらない。」
  • 「事前対策しなくとも面接当日に話せるから対策は不要。」

ともし考えている方がいたら、注意が必要です。

回答例をそのまま真似する、似たような内容で回答すれば合格するということは決してありませんので、あくまで参考までにお願いいたします。(回答のポイントも同様です。)

1つの参考にしつつ、皆様のそれぞれの個性・経験・状況に合わせた、オリジナルの内容で構成し対策を進めてください。

第一印象に繋がる自己紹介の重要性

たしかに、志望動機や自己PRに比べれば評価の比重は低いかもしれませんが、自己紹介は面接の冒頭に聞かれることが多い為、第一印象に直結すると言っても過言ではありません。

第一印象が悪いと、その後の面接全体の印象に響いてしまうかもしれませんし、まったく対策をせずに自己紹介を話そうとすると意外と難しいものです。

みっちー

私は、大学職員の初めての面接試験の際に自己紹介について未対策で臨んだところ、緊張と雰囲気に飲まれてしまいうまく話せなかった経験があります・・・

実際に聞かれた質問への私なりの回答例と回答のポイントを紹介していきますので、必ず対策することを個人的におすすめします!

Q:自己紹介をお願いします。

回答例

〇〇〇〇(名前)と申します。本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございます。

私は〇〇大学を卒業後、株式会社〇〇で営業職として約◯年間、〇〇を商材として、〇〇(取引先)へのルート営業活動を行ってきました。いずれの年も売上目標達成者として表彰を受けた経験があり、現在は○○(役職名)の役職と部下◯名の教育担当のポジションとして、社内プロジェクトのリーダーや大手取引先の担当を務める等、重要且つ責任ある業務に対して日々取り組んでおります。本日はよろしくお願いいたします。

回答のポイント

私は本当にシンプルな自己紹介を行っていました。

今振り返ると、面接官にはあまり刺さらない内容だったかもしれませんが、営業職の経験が長かったので、経歴の紹介とあわせて営業成績や表彰歴もアピールとして盛り込んでいました。

志望動機や自己PRについては、毎回どこの大学でも別途の回答時間(質問)が設けられていたため、自分の頭の中を整理しやすいように自己紹介とは切り離していました。

私は当時話していなかったですが、自己紹介の際に、志望大学とのかかわり(応募のきっかけ)が何かあれば簡単に話してもいいかもしれないですね。

Q:あなたの長所を教えてください。

回答例

私の長所は、様々な案件を同時進行で進め遂行する事が出来る所です。

営業職という職種柄、日々取引先を中心に様々な依頼や案件が舞い込んでくる環境でしたが、それぞれの案件にかかるリードタイムや回答までの納期から優先順位を決めて取り組んでいくことで効率よくそれぞれの案件に取り組むことが出来ました。

その意識により、これまで納期や締切りがある物に関しては全て厳守する事が出来ており、上司や同僚からは、安心して仕事を任せられる・信頼できるといった評価をされており、取引先からも同様の評価を受けて信頼を勝ち取ることが出来ております。

回答のポイント

大学職員の業務内容をイメージして、それに寄り添った形で、自身の経験をもとに上記のような長所を話していました。

はじめは、こちらからの営業活動で結果を残したということを言っても悪くはないと思いましたが、大学職員は基本的に営業される側なので、あまり刺さらないかな?と考え、受ける側での長所としました。

自己PRはよく聞かれますが、似たような質問からかあまり長所について聞かれることは多くありませんでした。

しかし、短所とあわせて聞かれる可能性もあるので、念のため準備をしておくことをおすすめします。

Q:あなたの短所を教えてください。

回答例

私の短所は、人からの頼み事を断れない場面がある所です。

私の性格上の要因もあり、人から頼られてしまうとつい自分の時間を犠牲にしてでも頼み事を引き受けてしまう事がこれまでの社会人生活で多くありました。それにより業務時間が延びてしまったり効率の良い業務が出来なくなってしまう事がありました。

その改善のために常に自分が今抱えている業務量を把握しておく事を意識しております。それを意識する事で徐々にではありますが、その時の状況に合わせて返答をする事が出来るようになり、より効率良く業務に取り組む事が出来ております。

回答のポイント

短所も長所と同じく、多少大学職員の仕事をイメージし寄り添って話したところはありますが、わりとありのまま表現した内容にしました。

短所を話す際は、面接官にマイナスなイメージだけを持たれないように、短所だけを話さないように注意が必要です。

結論としてはじめに短所と具体的な状況を話して、最後に必ずそれに対する改善点・改善している意識や取り組みを話すことを推奨します。

また、あまりにも酷い内容の短所は話さないよう、短所の選定にも注意が必要ですね。(嘘をよくつく、責任感の欠如、コミュニケーションが苦手、すぐに体調を崩すなど・・・)

NGな短所例

  • 嘘を頻繁につく
  • 責任感が乏しい
  • コミュニケーションが苦手
  • ケアレスミスが多い
  • 体調を崩しがち

Q:あなたは周囲の方からどのような印象を持たれることが多いですか?

回答例

周囲からはよく、気遣いが出来、面倒見が良いと評価していただいております。

学生時代には部活やアルバイトの際、全体のまとめ役として動いていた経験もあり、また、社会人になってからも社内外かかわらず周囲の様子を把握することを心がけているため、このように評価していただいているのだと思います。

回答のポイント

和やかな雰囲気の面接や雑談ベースの面接において、何度か問われたことがある質問です。

そのため、短めでシンプルな内容となっています。

結論を話して、具体的なエピソードや経験を添える程度に留めていました。

Q:これまでの仕事の中で1番苦労した経験を教えてください。

回答のポイント

回答例を載せると身バレする可能性があるので、こちらは控えさせてください笑

自己紹介とは少し違うかもしれませんが、仕事の経験を通じて、応募者について理解するために問われる質問です。

この質問は面接の段階にかかわらず、多く問われたため、必ず準備しておくことをおすすめします。

短所の回答のポイントと同様ですが、

「こんな苦労がありました。」だけでは決して終わらずに、

「どうやってその苦労を乗り越えたのか。」を盛り込むことを忘れないように注意してください。

まとめ:侮ってはいけない自己紹介・自分自身に関連する質問

自己紹介や自分自身の質問への対策なんか不要だから、志望動機や志望大学についての質問への対策を重点的にすればよい。

と私もはじめは考えていました。

ですが、自己紹介が聞かれる面接の最初にうまく答えられずにつまずいてしまうと、ペースが崩れてしまい、その後の受答えにもうまく波に乗れない可能性があります。

自己紹介に対して、時間をかけての重点的な対策はたしかに不要かもしれませんが、面接試験に臨むにあたっては、必ず準備はしておいたほうがよいと私は考えます。

決して侮らずに、ある程度の準備をしたうえで面接に臨み、第一印象ばっちりの自己紹介で面接のペースをつかみましょう!

  • この記事を書いた人

みっちー

首都圏の私立大学で働く現役大学職員(中途5年目) ■元社畜メーカー営業 ■約1年半におよぶ自身の転職体験と大学職員のリアルをお伝え ■大学職員を目指す全ての方を応援します

-大学職員の採用試験対策