こちらの記事では大学職員の面接試験の内容・ポイントについて紹介します。
書類選考、筆記試験を通過したら、内定獲得に向けていよいよ面接試験に臨みます。
大学職員の面接試験は、自分の思いや意見を流暢に話すことが出来ても、必ずしも通過することはできません。
多くの大学の面接試験をとおして感じた私なりのポイントを挙げましたので、参考にしてください!
大学職員の面接試験のポイント
はじめに、基本的な事項も含まれておりますが、大学職員の面接試験全体に関するポイントを紹介します。
大学職員の面接試験は必ず複数回実施します。少ない大学でも2回、多い大学だと4回行う大学もあります。
では、それぞれの段階の面接のポイントを紹介します。
大学職員の一次面接のポイント
面接官は、人事課の現場担当者や若手職員などが中心となります。
質問内容は履歴書に沿ったスタンダードな質問が多く、場合によっては笑いが出るなど和やかな雰囲気で進む傾向にあります。
そのため、先方の雰囲気に合わせてこちらもリラックスして臨むことが大事ですね。
かと言って、リラックスしすぎはNGです。
おそらく私はそれが原因で落とされた大学もあると推察しております・・
形式は、個人面接と集団面接が半々の割合で行われ、ライバルにどんな相手がいるか窺うことができる貴重な場でもあります。
余談となりますが、新卒以降久しぶりに臨んだ集団面接では、新卒時代には見えなかった発見がありました。
それは、「面接官の質問を理解せずに答えている」人が一定数いるということです。
具体的に以下のような例で紹介します。
あなたの転職理由を教えてください。
私が貴学を志望した理由は~~~~~です。
いかがでしょうか。会話のキャッチボールが出来ていないのがわかりますよね。
嘘のように思えるかもしれませんが、集団面接を行う中で1人は必ずこのような受け答えをする応募者がいました。
そうなってしまった要因は、緊張や経験不足から来ていることもあると思いますが、書類選考の競争を勝ち抜いてきている中でそのような失敗はとても勿体ないと思いますので、事前の準備が大切ですね。
大学職員の二次面接のポイント
面接官は、課長・部長レベルの役職者が中心となります。
質問内容は一次面接より急に難易度が上がります。
一次面接で聞かれた質問に加え、以下のような核心に迫る質問が飛んできます。
- 大学業界に関する質問(出生数、大学の役割・意義、大学業界の未来、少子化問題)
- 志望大学の置かれている状況、強みと弱み。そこにどう関わっていくか。
- 大学職員に関する質問(役割、必要な能力、教員との関わり、教職協同)
- 転職理由・志望理由を深堀りする質問
面接官も勿論意地悪をしているのではなく、質問をとおして応募者の本心を見定め、最終面接にて重役の役職者の方に諮ってもらうべき人材かどうか確認しています。
二次面接は面接官側も大きな責任が伴うため、応募者側からすると厳しい質問が飛んでくるということを理解したうえで、準備と心構えを進めてください。
大学職員の最終面接のポイント
面接官は、重役の役職者が中心となります。企業で言う、社長・常務といった重役者です。
質問内容は、一次面接と二次面接の質問がミックスされたようなものが多い傾向です。
文字どおり最終の面接のため、大学側も採用するかどうかに関する突っ込んだ質問をしてくることもあります。
例えば、「他にどこか受けているか。」・「本当にうちに入る意思はあるか。」等です。文字にすると分かりやすいですね笑
そのため、面接の中でなんとなく、「これは内定かな?」と感じることもあります。
実際にそう感じた2大学からは内定をいただきました。
最終面接まで残ったとなると、志望大学で大学職員として働くために必要な能力や素質はクリアしています。
残りは、「運」の要素が絡んできます。
大学職員の面接試験は最終面接でも容赦なく落とされます。
そのため、もし最終面接で不合格となったとしても、あまりショックを抱え込みすぎず、次の大学への応募に切り替えるのをおすすめします。
とは言え、私も1度志望度が高かった大学にて最終面接で不合格となった際は、ショックのあまり1週間ほどは仕事が手につかない状態に陥りました。
そのようなときは、一旦就職・転職活動から離れて休息することをおすすめします。
大学職員の面接試験に落ちてしまった際は
私は書類選考・筆記試験をクリアした8つの大学で面接試験に挑戦しましたが、結果は内定が2大学、6大学から面接試験で落とされています。
大学職員の面接試験は、競争率の高さ・対策の難しさから、お祈りされることは可能性的に高いです。
大切なのは、面接試験で落とされた後の対応です。
以下に各段階の面接試験でで落とされた際に考えられる要因を挙げましたので、参考にしてください。
上記の要因に当てはめて自分の面接試験を振り返るのとあわせて、ぜひ行ってもらいたいのが、面接内で聞かれた質問を履歴に残すことです。
面接試験が終了したら、うまくできた、できなかったかかわらず、すぐに聞かれた質問をメモしておきましょう。
同じ大学で次の選考に進んだ際は、その質問をベースに同じような質問が聞かれることが多いですし、落ちてしまった際も他大学で聞かれる可能性があるため、非常に役立ちます。
記憶力に自信がある人は、自分が話した回答も質問とあわせて履歴に残しておくことをおすすめします。
それらを見直していくことで、経験値になり自信がつき、より洗練された受け答えができるようになっていきます。
多少面倒ではありますが、私自身やっててよかったと今思い返すと強く思うので、可能な限り取り組んでみてください!