大学職員への転職・就職

【学歴・偏差値】大学職員として勤務する大学と出身大学の関係性

みっちー

首都圏の私立大学で働く現役大学職員(中途5年目) ■元社畜メーカー営業 ■約1年半におよぶ自身の転職体験と大学職員のリアルをお伝え ■大学職員を目指す全ての方を応援します

私が大学職員への転職活動を進めていた際、様々な大学の「先輩職員の声」のページを頻繁に見て志望動機や面接対策の参考にしていました。

そのページの中では、職員の方の出身大学を公開している大学もあります。

その時に思ったのが、

「優秀な大学出身の人が多いな・・・」

ということでした。

私は世間一般的に呼ばれるいわゆる高学歴と呼ばれる大学出身ではなかったため、以下のようなことを不安に感じていました。

「目指している大学と自分の出身大学のレベルが離れていると採用は難しいのか?」

「大学職員は高学歴の人しかなれないのか?」

私のように不安に思っている方や勤務(採用)する大学と自分の出身大学の関係性について知りたい方はぜひ読んでください!

偏差値帯は勤務大学<出身大学になる傾向あり

結論から言うと、勤務する大学(採用となる大学)は出身大学の偏差値帯や難易度よりも低くなるあるいは近しくなる傾向があります。

例で挙げると、日東駒専の大学で働く職員の方の学歴は、同じ日東駒専やそこよりも上位の偏差値帯の大学群出身の方の比率が多い傾向にあります。

なお、この際の上位はどこまでかと言うと、青天井だと考えます。

もちろん大学ごとの採用基準に達しているかや組織に馴染めるかという所の個人の素質が評価の中心だとは思いますが、大学という組織柄、学歴は高ければ高いほど評価の面で損をすることはないと思います。

逆のパターン(偏差値帯が勤務大学>出身大学)ももちろんありますが、私の知っている限りは、あまりにも偏差値帯がかけ離れているというケースは少ないように思います。

ちなみに私も現在働く大学と出身大学の偏差値帯はほぼ同じくらいです。

私が勤める大学の例を紹介

私が勤める大学の職員の出身大学は、先ほど述べた傾向となっているのか一例として紹介します。

約9割の職員の出身大学は把握していることと、勤務している大学ということもあり、信憑性は高いのでご安心ください。

私が勤める大学の職員の例

■同偏差値帯の大学出身(母校も含む):約5割

■勤務大学より偏差値が高い大学出身:約3割

■勤務大学より偏差値が低い大学出身:約2割

私が勤める大学の偏差値帯が中堅となるため、拮抗している大学については、同偏差値帯としているので、偏差値が高い・低いとしているのは、明らかに分かる差があるものだけ分類しています。

整理して私も改めて感じましたが、なんとなくイメージどおりの結果でした。

また、私の勤める大学はそこまで母校出身の職員が多くないため、上記の数字になっていますが、母校出身の職員が多い大学では、母校出身だけで7〜8割となる大学も少なくないです。

そのケースの大学の場合は、中途採用はあまり行わず新卒採用に力を入れている傾向もあります。

採用選考時に学歴を見られる比重は新卒>中途

続いて、新卒採用と中途採用時の学歴を見られる比重について触れたいと思います。

これは一般企業と同様に、新卒>中途となります。

理由も同様で、新卒はポテンシャル採用となり、中途は職務経験を元にした即戦力採用となるため、中途採用時は学歴よりも職歴を重視されます。

そのため、例えば、新卒採用時には内定をもらえなかった大学があったとしても、中途採用時には内定をもらえる可能性は十分にあります。(こちらも企業と同様ですね。)

実際に私の職場の同僚に、新卒採用で落とされたが中途採用で内定をもらい入職した方がいます。

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学歴よりも大切なのは大学職員への熱意

本記事では、大学職員として採用になる大学と出身大学との関係性を偏差値や難易度から紹介しました。

今回紹介したのはあくまで傾向と一例のため、紹介したような関係性がある大学もあれば、新卒・中途関わらず出身大学の学歴は採用に全く関係しない大学もあるかもしれません。

逆のパターンで一定の学歴を持っている人しか採用しない大学もあるかもしれません。

気になるところではありますが、あまり気にしすぎてもモチベーションに悪い影響を与えてしまうかもしれないので、まずは応募書類や面接対策等に全力を注ぎましょう。

いくら高学歴の方でも、大学職員になりたい熱意や意欲が足りなければ採用にはなりませんし、学歴にあまり自信がない方でもそこでライバルを上回ることができれば大学職員に近づけます。

大学生・社会人となった今、過去を振り返っても仕方ありませんので、その他の要素で入念な対策を行い、大学職員への道を切り開きましょう!

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